「水生生物採集・飼育体験学習会【採集】」(2003/6/20)



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「水生生物採集・飼育体験学習会」は今年初めての企画です。
この企画を水生生物センターに持ち込み相談した所、当会と共同で事業展開を図ることになりました。
次世代の担い手である子どもたちに、水辺に親しむ機会を提供し、水辺の生き物に興味と関心を
持ってもらうことを目的とした企画です。

内容は3段階に分かれます。

1)【採集】 小・中学生が魚など生き物の採集を体験する機会です。
 採集活動は、淀川左岸のワンドを中心に実施を予定しています。

2)【飼育・観察】 水生生物センターの協力を得て、飼育池で餌やりと観察をします。
 日常飼育は当会スタッフが担当し、小・中学生は放課後を利用して 水生生物センターに立ち寄り観察するよう奨める。
 自分たちが捕獲した生き物の成長を確かめるのは大きな喜びにつながる。
 採集時は、判別不能の稚魚が成長するにつれて徐々に魚種名が明らかになり、採集した稚魚の多様性を理解すること
 につながります。

3)【里帰り放流】 秋に成長した生き物を採集地点に返します。
 自分たちで採集した稚魚を観察し、その成長過程を教えてくれた魚達に感謝を込めて生まれた場所へ里帰りさせる活動です。
 子どもたちの水辺の生き物たちへの関心を高め、自然保護・環境保全についての考えをまとめることへの、大きな一助
 となると期待している。

まずは、木屋小学校の5年生を対象に淀川のワンドで春生まれの稚魚を採集してもらいました。
今回はその採集の様子を紹介します。

<文章:新城、撮影:湯川>

 
「ワンド生まれの稚魚観察会」(2003/07/23)
 

 
<水生生物採集・飼育体験学習会>
 
採集1
 
足を水につけてワンドへ入ります。
男の子は夢中になって稚魚やヤゴなどの水生昆虫を掬い取っています。

 
採集2
 
女の子は水に入るのも少し慎重です。
網の中に何か生物が入ってないか丁寧に確認しています。

 
採集3
 
水生生物センター研究員と当会スタッフが魚採りを指導。
その場で採集した生き物についての説明もあります!
 
採集4
 
自宅から持ってきた網はいろいろ・・・昆虫採集用の網もありました。
稚魚採集には大活躍?!

 
採集5
 
慣れてきたら魚採りも面白い!
机に座る勉強もいいけど、たまにはクラスメイトと魚採りするのも良い勉強だと思います。
自然と子ども達から笑顔がこぼれます。
 
観察1
 
採集した稚魚や水生昆虫を水槽に入れて、みんなで観察します。
たくさんの生き物が採れて驚きの声があがります。
 
観察2
 
女の子も男の子も生き物に対する興味は同じですね。
今日の採集結果は、みんなの成果です。
 
観察3
 
バケツの中を見る女の子。
「エビがいるよ。」「ホント?見せて見せて!」という会話が聞こえてきそうです。
 
帰挨拶
 
採集終了後の集会風景です。
水生生物センターのスタッフ、当会のスタッフ、そして木屋小5年生の皆さんご苦労さまでした。
 
<ワンド生まれの稚魚を一緒に育てませんか?>
 
稚魚の飼育を始めました。水生生物センターの飼育池をお借りして、当会が餌やりをしながら
稚魚を育てています。今のところ週3回ですが、成長につれて回数を増やします。
稚魚は淀川のワンドで採集したもので、何の稚魚かまだ判別不能です。
餌やりに会員の方の参加を歓迎します。

<文章:湯川>
 
「ワンド生まれの稚魚観察会」(2003/07/23)
 



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