採集した魚の一部を写真で見ていただくことにします。 普段は水位も高く流速も早いので、この川に来ても危険なので採集はできません。 また、底質が粘土の箇所があり大変滑りやすくなっています。 行政機関に取水ポンプを停止して頂いた上での調査採集ということをご理解下さい。 今回は、写真撮影用にアクリルミニ水槽を手作りで作成してみました。 写りのほどは如何でしょうか?<文章・撮影:新城> |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査 採集魚の写真> |
このキレイな魚はシロヒレタビラのオスです。 産卵期にはこのように美しい婚姻色を示します。 この場所では殆ど採れないのですが、今回は珍しく姿を見ることができました。 |
シロヒレタビラのメスです。 産卵管が伸びているのが分かります。 オスの鮮やかな色に比べれば目立たないですね。 |
タイリクバラタナゴのオスです。 こちらも鮮やかな婚姻色が出ています。 |
おなじみのコイです。 御覧のように殆ど同じサイズの個体ばかりが採れます。 この場所では若い個体が全く採れていないので、放流起源のコイの可能性も考えられます。 産卵期なのでメスは大きなお腹を抱えていました。 |
この魚もお馴染みのフナです。 オオキンブナとギンブナを区別するのは難しいので、ここで採れるのはフナとしています。 ゲンゴロウブナは体高があるのでわかりやすいのですけどね。 |
ウロコが少しはがれていますけど、コウライニゴイの幼魚です。 下唇皮弁が発達したコウライニゴイの幼魚は胸鰭がオレンジ色になります。 |
愛嬌のある顔をしているカマツカです。 完全な砂底の場所が少ないので数は大量には採れません。 |
モツゴのオスです。 産卵期のオスは全身が黒ずんで縦条が不明瞭になります。 |
モツゴのメスです。 オスとくらべて縦条が鮮やかに残っています。 お腹は卵を持っているようで膨らんでいます。 |
こちらはオイカワです。たくさん採れます。 オイカワのオスも婚姻色が現れるととても綺麗です。 |
コウライモロコです。 秋口には大量に見られるのですが、今回は少なかったようです。 |
タモロコです。 こちらも数はそんなにたくさん採れません。 食べると結構美味しいお魚です。 |
お馴染みのアメリカザリガニの若い個体です。 これからの季節どんどん見かけることが多くなると思います。 |
スジエビです。 あまり数は採れないですけど釣り餌で有名ですね。 |
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