「水辺に親しむ会」今後の活動テーマ(私案) H13.02.01 過去の例会(H12年度)にて取り上げた内容も含みます。 興味深い内容は更に掘り下げるのも良い事だと思います。 1.飼育に関すること @身近な淡水魚や水生昆虫などの生態に関する情報を学ぶ 生息場所、餌、産卵期、etc 採集に出かけて採れた種に関する情報であれば頭に入りやすい。 A身近な淡水魚の産卵に関する情報を学ぶ 魚種別の産卵条件(水温、光量、水質、産卵床、etc) B身近な淡水魚の稚魚に関する情報を学ぶ 孵化までの日数、稚魚の餌、性質(表層を泳ぐ等)etc 稚魚の餌になるプランクトンの湧かし方と、餌の継続維持管理法 二枚貝(イシガイ、ドブガイ等)の長期飼育法 C身近な淡水魚の病気に関する情報を学ぶ 魚種別の罹り易い病気とその治療法 2.魚に関すること @在来種と外来種の違いを学ぶ 両者を区別できるようになる。 外来種の移植された由来と場所など歴史について 外来種の生態について 外来種の抱える問題について 外来魚駆除の為に行われてる方法について(巣の破壊、産卵期の水位低下等) A在来種の放流について 放流が水辺環境に与える影響について 交雑化と地域個体群に関する情報(メダカなど) B魚などに寄生する寄生虫や細菌に関する勉強 寄生虫が人体に与える影響について カムルチー:ユウキョクガッコウチュウ(日本では生活環が切れて消滅?) ドジョウ:ゴウキョクガッコウチュウ ミドリガメ:サルモネラ菌、アメーバ−赤痢 etc C公有水域に係る規則の勉強 大阪府漁業調整規則や、今春、国会に提出予定の「水産基本法」(仮称)など 内水面の現状と抱えている問題点を学ぶ。 3.実習に関すること @オオクチバス,ブルーギル,ティラピアを調理して食べてみる 外来魚の味を体験してみる。外来魚が食資源になりうるか自ら確認する。 調理法の考察、外来魚の寄生虫に関する情報 A一日淡水魚試験場職員体験 日常の業務や研究の様子を邪魔にならない程度に見学し体験できる事に 関しては体験する。(コイやフナの採卵の為の捕獲や、採卵実習など) 子供も参加できるような内容であれば尚良い。 B大阪府淡水魚試験場で行われている研究について 魚に興味の有る人は、最先端の現場で行われている研究には興味があるはず。 研究の概略説明、質疑応答、今後の研究課題等 Cアイソザイムを用いた遺伝的解析法について 種の判定や遺伝的隔離距離などを調べるのに良く使われている方法ですが 素人は設備的にできないのでどういうものなのか体験してみたい。 D魚・昆虫・植物標本作成手法について 昨年実習のあった内容です。作る方法の教育と、標本を活用する方法。 E漁具の取り扱いについて 投網講習会や新しい漁具作りなど F子供と共に楽しみ考えることが出来る水辺環境学習内容検討 府民への環境学習支援として「水辺に親しむ会(水辺環境学習)」と 「メダカの学校(小中学校でのメダカの飼育観察講習会)」が位置付けられている。 上記の融合も場合によっては必要だと感じる。 ・メダカよりも絶滅が危惧される「魚に親しむ子供」の復活支援案検討。 ・学校ビオトープの取り組み支援。 ・試験場での魚釣り、魚のつかみどり、金魚(淡水魚の稚魚)掬い。 ・その他、魚や水生昆虫に関する話。 4.調査に関すること @打上川治水緑地内の池 ・特定区域のまき網による全数調査 ・外来種と在来種の分布密度調査 ・継続調査による魚類相の推移調査 ・季節毎のプランクトン採集、発生状態確認(プランクトンネット使用) ・ブルーギル・ブラックバスの個体数調査(マーキングして再捕獲を繰り返し推定) ・採集魚類の胃の内容物調査(何を食べてるか) A淀川左岸用水路 ・継続調査による魚類相の推移調査 ・昨年採集できなかったベントスの調査 B身近な川や用水路(枚方・寝屋川・守口など)、淀川ワンド、周辺の水辺調査 ・場所、内容は会員にて検討(小さな用水路などは小人数の方が良い) C○○公園内の池など(前回例会の水生昆虫の採集地) ・水生生物採集(水生昆虫、両生類等) ・マツモムシに噛まれると痛い…採集時の注意を学ぶ ・水生昆虫の飼育テクニックを学ぶ D淀川河川敷等の水辺の植物調査 ・季節ごとの変化 ・帰化率調査(外国産種と在来種の割合) ・植物の名前を覚える等 E淀川河川敷等の水辺の鳥類調査 ・季節ごとの変化 ・鳥の名前を覚える等 F会員同士で面白いテーマがあればその都度打ち合わせのうえ実行する。 5.調査結果に関すること @淀川左岸用水路調査のように規模の大きなものはエコ・フェスタ等にて発表 Aフレスト香里園の水槽前に掲示。(その他、公共施設など) B季刊程度に調査結果を小冊子(コピー誌等)にまとめて会報とし会員に配布 ・調査結果だけでなく会員の水辺や生物に関するコラムなどがあっても可 ・調査結果(特に採集場所)をどこまで公開するか要検討。 ・調査結果を継続して保管管理する。 ・紙代、コピー代、郵送料などの必要経費の問題、会費など運営費に関する検討 Cインターネット上に情報発信 ・「水辺に親しむ会」のホームページを立上げる。(経費のかからない無料サーバにて) ・調査結果や活動経緯を発信し、全国レベルで水辺に関心を持つ人々と交流を深める。 ・淀川左岸や身近に住む水生生物を写真で紹介する。 ・ホームページの管理者の選任が必要 ※春先に話をしていた調査時に付ける腕章やバッチの件はどうなったのか? ※思いつくまま、「案」を箇条書きに書いてみただけなので実現の可否は深く考えていない。 ※現実問題、メンバーでできる範囲のことを検討する必要あり。