淀川左岸幹線水路での水生生物調査が平成29年1月22日(日)に実施されました。 当日は、寒かったのですが、晴れ曇りの空で例会日よりでした。 当日の気温は午前9時に3.3℃、最高気温は14時に5.4℃でした。(気象庁枚方) 当日の定点ポイントでの平均水温は、5.4℃、平均pHは7.59でした。 参加人数は8名でした。 当日の例会の様子を一部、御紹介いたします。<撮影:仲、新城、文章:新城> |
≪活動支援御礼≫ ※当会の活動は下記助成金の支援を受けて実施しています。 ◎「平成28年度『市民活動支援基金』(ニコニコ基金)」の支援を受けています。 ◎「平成28年度 寝屋川市民活動 支援補助金」を受けています。 |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査> |
朝9時、ミーティングを実施しました。 今日の参加者は、ベテランさんばかりでした。 1月に川に入るというのは・・・やはり敬遠されてるんでしょうか。 |
さっそく川に降りて、投網による定量調査を開始しました。 川底の色も水草の緑が無いので寂しい感じです。 |
定量調査の投網で、投網の網の目より小さい魚が入りました。 定量調査をしながら水質測定も実施しました。 |
定量調査は、上流のポイントを目指して移動します。周りの風景が冬ですねぇ。 冬場は当たれば大漁になりますが、今回はなかなか採れないです。 |
たまりになっているところにはゴミや枯れ枝などが溜まっていました。 野バラの枝が投網にひっかかりました。トゲトゲの枝を取るのは大変でした。 |
定量調査の後、タモ網による定性調査を実施しますが、 今回は、大きなコイの姿も無く、タモ網に入るのは小さい魚ばかりでした。 |
我々が来る前には、水鳥の姿もあったので魚はいるような気はするのですが・・・。 石の裏にはカワヒバリガイの姿を確認しました。 |
左のドブガイは、死んで間も無いような状態で見つけました。 右のドブガイは、貝殻ですが20141012と書いたものを見つけました。 2年前の秋の例会で書いたものですね。 |
淀川左岸幹線水路での採集を終え、定量調査と 定性調査で採集した魚の同定と体長計測を実施しました。 コウライモロコ、カマツカ、オイカワなどを確認しました。 |
仲さん撮影の写真から採集した魚を紹介。 体長20〜30mmのコウライモロコがたくさん採れてます。 右はモツゴです。流れの速い淀川左岸水路では、あまり採れません。 |
左:ヌマチチブ、右:コウライモロコ |
左:ヨシノボリ、右:ゴクラクハゼ(初採集) ゴクラクハゼは、初採集となります。 |
左:スジエビ、右:イシガイ |
例会の調査データの速報を発表した後、 恒例の勉強会は、当会会員の仲さんに「似ているようで違う/違うけど似ている モロコの仲間」 というタイトルの講演会をしていただきました。 写真を多用して琵琶湖周辺、淀川水系など、いろいろな場所で採集したモロコの仲間を 紹介していただきました。仲さんの観察眼が鋭いのだと思いますが、同定が難しい中間的な 個体の写真をたくさん見せていただきました。 |
勉強会の後、水生生物センターで開催されている企画展 「大阪の水辺がピンチ!−迫りくる新たな外来種の脅威−」を見学しました。 大阪では確認例のなかった特定外来生物のコクチバスやチャネルキャットフィッシュが 近年見つかっているようです。 外来種問題について学べるパネル展示、標本や実物の展示を見学しました。 |