淀川左岸幹線水路での水生生物調査が平成25年08月14日(水)に実施されました。 連日40℃を越える地域のニュースが流れる猛暑の中での例会開催となりました。 当日の気温は午前9時に29.4℃、最高気温は15時に37.4℃でした。 当日の定点ポイントでの平均水温は、29.4℃、平均pHは7.41でした。 水深の浅いところの水温は30℃を超えていました。 平日の開催と猛暑のため、参加人数は子供1名を含む11名となりました。 当日の例会の様子を一部、御紹介いたします。<文章・撮影:新城> |
≪活動支援御礼≫ ※当会の活動は下記助成金の支援を受けて実施しています。 ◎「パナソニック地球市民活動支援プログラム」の支援を受けています。 ◎公益信託 寝屋川ふれあい基金 平成25年度助成金給付の支援を受けています。 ◎寝屋川ロータリークラブ 平成25年度「市民活動支援基金(ニコニコ基金)」の支援を受けています。 |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査> |
例会に先立ち、熱中症予防の注意喚起と熱中飴&タブレットを配布しました。調査後にはアイスも(^^)/ 川に降り立つと、水草の緑がとても美しく清涼感もありましたが・・・実際には水温30℃のぬるま湯でした。 |
まずは、投網による定量調査の実施です。 今日は久しぶりに魚影が見えました。最初の投網でかなりの魚の姿を確認。 |
暑いので採集した魚が弱らないように、さで網を利用してイケスを設置。 投網による定量調査を終えたら、タモ網による定性調査と水質の計測作業に入ります。 |
中学生になった匠誠くんは、投網にチャレンジ。 けっこういろいろな魚を採集していました。 |
大人も投網チャレンジ。 慣れるまでは、しばらく時間がかかりそうです。 練習あるのみ。がんばって練習してください。 |
川での採集が終われば、魚の体長を計測する計測作業をはじめます。 橋の下の影になったところに計測ポイントを設置しました。 夏場は、すぐに水温が上昇するので素早い計測作業が求められます。 今回、定量調査が実施できた定点ポイントは@ABCでした。 DEは水深が浅く不可。ABについても溜まりが無くなったので魚の採集無し。 タモ網による定性調査の重要性が増しています。 |
体長580mmと体長510mmのコイが定性調査にて採集されました。 体長が70mm違うだけで大きさのイメージが随分違います。 計測しているのは全長ではなくヒレの付け根までの体長です。 |
本日採集した魚の一部を紹介します。 ハスの若魚と婚姻色の出たオスのオイカワです。 |
カネヒラのオスと採集した二枚貝(イシガイ、ササノハガイ、シジミsp)です。 カネヒラは今年も多く見られましたが、産卵母貝となるイシガイの稚貝が数多く見られたことで 将来的にシロヒレタビラなど他のタナゴ類も増えてくれることを期待しています。 |
午後からの会員向けの勉強会では、大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科 昆虫学研究室 鈴木さんから「人工的な止水域でみられる身近な水生動物」 というタイトルの講演をしていただきました。 身近な水生昆虫を中心に説明をしていただきました。 講演を聴講した後の質疑応答にもわかりやすく回答していただき理解を深めました。 鈴木さん、貴重なお話をありがとうございました。 |