淀川左岸幹線水路での水生生物調査が平成23年08月17日(水)に実施されました。 今回の例会も良いお天気でした。熱中症が心配される状況でしたので熱中症対策として塩飴も準備しました。 当日の気温は午前10時に32.9℃、最高気温は14時に34.7℃までなっていたようです。 当日の定点ポイントでの平均水温は、28.8℃、平均pHは7.16でした。 水質計が調子悪く、水温はアナログ式水温計で計測しました。 参加人数は子供3名を含む17名となりました。 当日の例会の様子を一部、御紹介いたします。<文章・撮影:新城> |
≪活動支援御礼≫ ◎当会の活動は、寝屋川市の寝屋川市民活動支援補助金の交付を受けています。 |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査> |
受付後、全員集合して調査方法と熱中症対策等の注意事項の説明を実施。 暑いので、さっそく川に向かいました。 |
まずは、投網による定量調査の実施です。 最初の投網には注目が集まります。魚は、入ってるかな?! |
少ないながらもなんとか、魚の姿が確認できたので一安心。 ミシシッピアカミミガメも見つけました。 |
あまり魚の入りそうにない場所で、珍しくカワアナゴの姿を確認しました。 |
投網による定量調査が終われば、お待ちかねのタモ網による定性調査となります。 |
タモ網による定性調査に追いつかれないように、投網による定量調査部隊が先行して採集調査を進めます。 |
今回も大学生チームが参加してくれたので定性調査の結果が期待できます。 子ども達も負けてはいませんが・・・。 |
何か珍しい魚が採れたのかな?それとも大きなコイ?! |
採集が終了すると、計測作業に取り掛かります。 今回は、木屋大橋の下の日陰に陣取り計測基地を作りました。 魚も弱らず良好な環境で計測作業が出来ました。 |
今回採集した魚たちを一部、展示水槽に入れて観察できるようにしました。 淀川左岸幹線水路ではあまり見ることができない、ヒガイやカワアナゴの姿もありました。 |
午後からの会員向けの勉強会では、近畿大学大学院農学研究科の川瀬さんに ヨドゼゼラのお話をしていただきました。 新種記載に至る経緯など興味深いお話を聞くことができました。 「もっと水辺に目を向けて、地域の自然をよく知り、街の学芸員になってください。」 という言葉も印象に強く残りました。貴重なお話をありがとうございました。 講演会タイトル:「ヨドゼゼラの系統分類学的研究を通してみる淀川の現状」 |
例会が終了した後、会員から一本の電話がありました。 「近くの用水路で金魚が泳いでいる・・・。」 確かに現場に行って見ると、金魚掬いサイズの金魚が全部で20尾ほど小鮒に混じって泳いでいました。 放流した人の意図はわかりませんが、このような状況は好ましいものではありません。 観賞用の魚は、最後まで自分の水槽で飼育していただきたいと願います。 |