「淀川左岸幹線水路 水生生物調査 夏」(2010/08/11)
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 淀川左岸幹線水路での水生生物調査が平成22年08月11日(水)に実施されました。
台風が接近していたので荒天中止も予想しておりましたが、台風のコースが外れた為、影響なく暑い夏の調査となりました。
当日の気温は午前9時に30℃、午後1時には33℃になっていました。


 当日の定点ポイントでの平均水温は、29.9℃、平均pHは7.8でした。
参加人数は19名となりました。

当日の例会の様子を一部、御紹介いたします。<文章・撮影:新城>

≪活動支援御礼≫

◎当会の活動は、寝屋川市の寝屋川市民活動支援補助金の交付を受けています。
◎当会の活動は、2010年度 一般財団法人セブン-イレブン記念財団 公募助成を受けています。


 
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査>
 
淀川左岸幹線水路1 淀川左岸幹線水路2
 
朝9時、ちひろちゃんは一番最初に出動準備完了!
お天気にも恵まれすぎたので、熱中症には注意しましょう。
 
淀川左岸幹線水路3 淀川左岸幹線水路4
 
朝のミーティング。初参加の方への左岸水路や、調査方法について説明をしました。
その後、漁具を片手に川へ向かいます。
 
淀川左岸幹線水路5 淀川左岸幹線水路6
 
まずは、定点ポイントでの投網による定量調査です。
投網は山本副会長が担当しました。今日は、投げる前に魚影が見えました。
 
淀川左岸幹線水路7 淀川左岸幹線水路8
 
冬例会、春例会と寂しい結果に終わっていましたので、久しぶりに手ごたえを感じた第一投でした。
 
淀川左岸幹線水路9 淀川左岸幹線水路10
 
投網による定量調査の後は、タモ網による定性調査に移ります。
定量調査部隊は、どんどん先の定点ポイントに移動して投網を投げます。
 
淀川左岸幹線水路11 淀川左岸幹線水路12
 
今回は、川底を這うイシガイの姿を比較的たくさん見ることができました。
 
淀川左岸幹線水路13 淀川左岸幹線水路14
 
イシガイだけでなく、小さなドブガイの姿も確認することができました。
魚類は、ニゴイが多く採集されましたが、カネヒラの姿もありました。
 
淀川左岸幹線水路19 淀川左岸幹線水路20
 
ミシシッピアカミミガメの中に1匹、通常見る個体とは模様等が異なる個体を採集しました。
ネットで調べてみると、ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)の亜種。お腹が黄色い「キバラガメ」のようです。
通常のミシシッピアカミミガメに次いで多く輸入されているようです。この子も捨てられたカメのようです。
 
淀川左岸幹線水路21 淀川左岸幹線水路22
 
キバラガメ ⇒ 学 名:Trachemys scripta scripta  別 名:−英 名:Yellow-bellied Slider
分 布:アメリカ合衆国東部(バージニア州南東部からフロリダ州北西部)甲 長:最大27−28cm
イエローベリータートルという名前で流通してることもあるようです。
 
淀川左岸幹線水路23 淀川左岸幹線水路24
 
左岸水路での採集を終え、採集した水生生物の計測作業に入ります。
役割分担して超特急で同定&計測作業を実施しました。
 
淀川左岸幹線水路25 淀川左岸幹線水路26
 
本日の採集結果速報の後、当会副会長の友人である東口さんに講話をしていただきました。
パワーポイントの作成データのバージョンが最新だったので、再生するパソコンが無く
しばらくの間・・・同僚の佐藤さんを巻き込み、身振り手振りで「水族園のお仕事」のお話をスタート。
 
淀川左岸幹線水路27 淀川左岸幹線水路28
 
その後、バージョンダウン版へのデータ変換が可能となり、海獣から海水魚、淡水魚まで
幅広い内容を講義していただきました。おかげさまで、なかなか聞けないお話を伺うことができました。
ありがとうございました。

春の例会&総会後、特別講演として山本副会長から「沖縄の淡水・汽水の魚と生息環境」という
タイトルで講話していただいたのを皮切りに、今後とも可能な限り、会員のレベルアップの為に
いろいろな話題提供をしていきたいと考えております。
 
【今回の採集状況】

 今回採集した水生生物は、ただいま集計中です。
 詳細データは次号の会報にて報告予定です。
 

 


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