淀川左岸幹線水路での水生生物調査が平成22年04月11日(土)に実施されました。 雨が心配されるような日和でしたが、調査を開始する頃には曇り空となりました。 当日の気温は午前10時に20℃。淀川左岸水路の桜は今年も満開でした。 当日の定点ポイントでの平均水温は、19.5℃、平均pHは7.7でした。 参加人数は16名となりました。 当日の例会の様子を一部、御紹介いたします。<文章・撮影:新城> |
≪活動支援御礼≫ ◎当会の活動は、寝屋川市の寝屋川市民活動支援補助金の交付を受けています。 ◎当会の活動は、2010年度 一般財団法人セブン-イレブン記念財団 公募助成を受けています。 |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査> |
淀川左岸水路の桜は満開状態でした。今年も花見をしながらの調査となりました。 |
受付後、調査の説明や注意事項の説明を受けてから川に入りました。 川面には桜の花びらがたくさん浮いていました。 |
まずは、定点ポイントでの投網による定量調査です。 投網は山本副会長が担当しました。期待の第一投目は・・・・。 |
鮮やかな黄色に彩られた土手の花を愛でながら投網による定量調査が続きます。 久しぶりの大きな手応えはやはりコイでした。 |
産卵直前なのか、メスのお腹は大きく膨れていました。 水草はあまり繁茂してないのですが、そろそろ産卵シーズンですね。 |
今回の調査では体長415〜485mmのコイが4尾採集されました。 |
フナ類は体長285〜305mmの大きな個体が3尾、 体長44〜71mmの小さな個体が4尾採集されています。 |
最近ではすっかり採れなくなったオイカワの姿がありましたが、
尾部が傷付いており病気にかかっておりました。 久しぶりにタイリクバラタナゴも採集しました。 |
春になったのでカメの姿もありました。ミシシッピアカミミガメとクサガメを採集。 |
ミシシッピアカミミガメの中に1匹、通常見る個体とは模様等が異なる個体が居ました。 |
目の感じや顔つきもなんとなく違うような・・・在来種とのハーフ個体?! 他にはアメリカザリガニやイシガイ、ササノハガイ、シジミ、オオフタオカゲロウの 幼虫などを採集しています。 |
採集した水生生物の計測作業が完了、片付けに入り、午後からの総会準備となりました。
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午後から平成22年度水辺に親しむ会総会を開催し、全ての議事の承認を得ました。 総会の特別講演として山本副会長から「沖縄の淡水・汽水の魚と生息環境」という タイトルで講話していただきました。 沖縄と言えば「海」となりますが、「淡水・汽水」に生息する魚の話であり とても興味深く、沖縄在住の方に是非見てもらいたい講話内容でした。 |
【今回の採集状況】 今回採集した魚種は、フナ類、カマツカ、コウライモロコ、タイリクパラタナゴ、オイカワ、モツゴ、コイの7魚種を確認。 貝類は、イシガイ、ササノハガイ、シジミ、カワヒバリガイが採集・確認されています。 その他、ヌマエビ、アメリカザリガニ、ミシシッピアカミミガメ、クサガメ、オオフタオカゲロウの幼虫を確認しています。 詳細データは次号の会報にて報告予定です。 |