淀川左岸幹線水路での水生生物調査が平成21年08月12日(水)に実施されました。 連日雨の日が続く中、例会の日は良いお天気に恵まれました。淀川左岸水路の川面には水草の緑が映えていました。 当日の気温は午前10時に31℃、午後1時には34.7℃まで上昇しています。 当日の水温は30℃前後だったと考えられます。(データ計測後、水温計が故障している事が判明。) ポンプ停止の都合から、平日の開催となり参加人数は子ども2名を含む13名となりました。 当日の例会の様子を一部、御紹介いたします。<文章:新城・撮影:新城&白水> |
≪活動支援御礼≫ ◎本活動は、寝屋川市の平成21年度公益活動支援公募補助金を受けています。 ◎本活動は、寝屋川ロータリークラブ 第6回市民活動支援基金(ニコニコ基金)を受けています。 |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査> |
淀川左岸水路の夏の例会は、水草の緑色に彩られます。 連日雨が降り、台風も接近という天気予報でしたが、雨の谷間の晴れの日に例会を開催することができました。 例会参加者の日頃の行いが良いのか、例会の日に雨が降ることは殆どありません。 |
ポンプ場の停止日が平日となり、例会開催日も平日の水曜日となりましたが 10名を超える会員の参加がありました。 |
川に降りる為の構造は無いので、軽量のアルミハシゴは必須です。 川に降りて・・・・まずは、定量調査で投網を投げます。 |
幸先良く、第一投目の投網が大漁となりました。冬、春と寂しい状況だったのがウソのようです。 久しぶりに婚姻色が色鮮やかに出ているオイカワのオスの姿を見ることができました。 |
定点ポイントを移動しつつ投網を投げていきました。 各定点ポイントでも順調に魚の姿を確認できました。 |
投網調査が終了すると、定性調査のタモ網部隊が後に続きます。 さて、定性調査のタモ網には何が入っているのやら。 |
春の例会では、水草にアオミドロ?がべっとりと張り付いているような状態でしたが 今回は、アオミドロが一掃されて水草はキレイな状態になっていました。 |
川での調査もいよいよ終盤です。 木陰は結構涼しいのですが、参加者には熱射病対策を周知徹底しており 暑さで熱射病にならないように気を付けて魚採りを楽しんでいます。 |
会員の知り合いの親子チームもタモ網を持って川に入って魚採り。 二枚貝などを見つけて居られたようです。川の水は気持ち良かったかな? |
川での調査が終了し、魚の計測作業に入ります。 魚が弱らないように素早く計測しました。 |
採集した魚はニゴイが大半を占めていました。 昨年の夏例会でも同様ですが、特定の魚が大量に採れる状況が続いています。 オオクチバスの若魚の姿も見られました。(駆除済み) |
水草は、ハゴロモモ、ササバモ、コウガイセキショウモ、ヤナギモ、マツモの5種が確認されています。 計測も終わり、タモ網や投網等を干して後片付け作業に入ります。 |
計測後の魚を淀川左岸水路に戻してから、計測用具等も後片付けに入ります。 皆さん、お疲れ様でした。暑い夏の例会も無事に終了しました。 |
【今回の採集状況】 今回採集した魚種は、ニゴイ、オイカワ、コウライモロコ、タモロコ、モツゴ、オオクチバス、 カネヒラ、カマツカ、フナ、コイ、タイリクバラタナゴ、ヌマチチブの12魚種を確認。目視でウナギを確認。 貝類は、イシガイ、ササノハガイ、シジミ、カワヒバリガイが採集・確認されています。 水草は、ハゴロモモ、ササバモ、コウガイセキショウモ、ヤナギモ、マツモの5種が確認されています。 詳細データは次号の会報にて報告予定です。 |