夏真っ盛り、灼熱の淀川左岸幹線水路での水生生物調査が平成20年8月13日(水)に実施されました。 今回もお天気に恵まれました。参加人数は子ども1名を含む18名となりました。 春の例会では採集尾数もあまり伸びず寂しい結果でしたので心配しておりましたが、 今回の例会では予想外の大漁となりました。 しかしながら、特定魚種のみが増加したような傾向が見えます。 当日の例会の様子を一部、御紹介いたします。<文章・撮影:新城> |
≪活動支援御礼≫ ◎本活動は、NPO法人地育フォーラムの「地育がんばるファンド助成金」(50,000円)を受けています。 ◎本活動は、平成20年度寝屋川市公益活動支援・にぎわい創出公募補助金(35,000円)を受けています。 |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査> |
夏の例会は、水草の緑色がとてもキレイです。 ハグロトンボの姿も見れました。 |
朝9時、調査開始のミーティングの後、ハシゴを使って川に入ります。 |
まずは、橋の下、第4ポイントから定量調査開始です。 一投目からいろいろな魚の姿が確認できました。周りの参加者から歓声が上がります。 今日は期待できるかも・・・。 |
第4ポイントはたくさん採集できましたが、第5ポイントではオオクチバスのみ3尾採集。 オオクチバスのみというのはこれまでに無かったかもしれません。 |
定量調査が終わったポイントから定性調査のタモ網部隊が採集開始です。 |
冬、春と魚が採れなくなっていた第3ポイントは予想外の大漁でした。 しかし、殆どがニゴイの若魚でした。 |
しかし、ここでもオオクチバスが混じります。 第2ポイントもたくさん採れてはいますが、ニゴイの若魚ばかり目立ちます。 |
細長い筒の様な物をぶら下げているものは、水質チェッカーのセンサー部です。 PHや水温などの水質を定点ポイントで計測します。 |
投網に小さな魚がたくさんかかると取り外すのに一苦労です。 |
ミシシッピアカミミガメも投網に入っていました。 |
こちらは夏休みの宿題のテーマを兼ねて参加された親子さん。 さて、宿題の成果は如何に・・・。 |
今回は採集尾数が多かったので、川での採集と平行して計測作業が実施されました。 魚は全長ではなく、体長を計測し魚種名と共に記録します。 |
とにかく尾数が多く、手早く計測しても果てしない作業が続きました。 水に色が着いているのは、魚がスレ傷などで弱らないようにする薬を入れているためです。 |
毎回、このような地道な計測作業を実施して調査データを残しています。 |
ここで、採集した魚の一部を紹介。 左:こんなところまで上ってきているボラ、右:コイのように大きいですがフナでした。 |
婚姻色がキレイなカネヒラと久しぶりに確認したタモロコ。 |
駆除後のオオクチバス。 珍しくドブガイの幼貝を見つけました。 |
水草も7種類を確認しました。 ササバモ、ハゴロモモ、ヤナギモ、フサモ、セキショウモ、オオカナダモ、ヒシ。 |
【今回の採集状況】 今回採集した魚種は、ニゴイ、コウライモロコ、カマツカ、フナ類(ギンブナ)、コイ、 オイカワ、オオクチバス、モツゴ、シロヒレタビラ、タモロコ、カネヒラ、ハス、ボラの13種を確認しました。 圧倒的に尾数を伸ばしたのはニゴイでした。 貝類は、イシガイ、ササノハガイ、カワヒバリガイが採集・確認されています。 その他、ミシシッピアカミミガメが採集されています。 詳細データは次号の会報にて報告予定です。 |