淀川左岸幹線水路での水生生物調査が平成17年01月30日に実施されました。 お天気には恵まれましたが、寒い一月末ということで、参加人数は15名にとどまりました。 しかしながらこの時期に川に入ろうとする本物の精鋭部隊での調査となりましたので 精度の高い調査が行えたと思います。 当日の様子を一部、御紹介いたします。<文章・撮影:新城> 平成16年度「淀川左岸幹線水路水生生物調査」に関して、 寝屋川ロータリークラブより市民活動支援基金の贈呈を受けています。 |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査> |
昨年の冬の例会では、水道の蛇口から流れていた水がツララになっていたのですが 今年の例会では、淀川左岸幹線水路の脇に生えている梅の花が咲いていました。 寒いことにはかわりなかったのですが、覚悟したほどの寒さではありませんでした。 |
両岸の桜の木々は、対照的に冬景色そのものです。 水路も寒々とした模様です。しかし水面下には小魚が集団で泳ぐ姿が見えました。 |
投網を利用した定量調査(特定の人が投網を2回投げて何が入るか調べる)の様子です。 タモ網を利用した定性調査も他の会員が行っています。 |
投網に入る魚はオイカワが大半を占めていましたがコイも入りました。 |
最後に打った投網には、なんとコイが7匹とギンブナが1匹・・・同時に入りました。 水底でかたまってじっとしていたところに投網が当たったようです。 冬場はまとまって採れることが多いような気がしますが、これだけ網にかかると取り込みも大変です。 |
採取が終われば計測作業です。 記録係と計測係に分かれて効率よく記録を残していきます。 この計測作業が水の冷たさを一番実感する作業です。 |
体長400mm程度のコイと、体長40mm程度のオイカワ、一匹づつ体長を計測し記録を残します。 |
イシガイ、トンガリササノハガイ、マシジミの姿は確認しましたが、ドブガイの姿は確認できませんでした。 右側の写真は、移動するイシガイの姿です。 下地が粘土のためか深く潜れないポイントで這っているのを見つけました。 |
寒い中での調査でしたので、おしるこなど暖かい食べ物やコーヒーなどを用意して昼食を食べました。 いつもは調査・計測に忙殺されてなかなか時間が取れないのですが、今回は暖かい物を口にして 和やかな雰囲気の中で調査の総括を行い冬の例会を終えました。 |
今回採集した魚種は、下記のとおり10種となりました。 オイカワ、コウライモロコ、カマツカ、ニゴイ、モツゴ、ハス、タイリクバラタナゴ、 カネヒラ、ギンブナ、コイでした。 貝類は、イシガイ、トンガリササノハガイ、マシジミが採集されました。 |