淀川左岸幹線水路での水生生物調査が平成16年10月17日に実施されました。 お天気には恵まれましたが、この日は市民体育大会などと重なった為、参加人数は16名にとどまりました。 しかしながら精鋭部隊での調査となりましたので精度の高い調査が行えたと思います。 また、同時に稚魚観察会も実施しました。 当日の様子を一部、御紹介いたします。<文章・撮影:新城> 平成16年度「淀川左岸幹線水路水生生物調査」に関して、 寝屋川ロータリークラブより市民活動支援基金の贈呈を受けています。 |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査> |
定性調査(どのような生物が棲んでいるか調べる)のタモ網部隊と
定量調査(特定の人が投網を2回投げて何が入るか調べる)の投網部隊が
効率よく役割分担をして調査を開始しました。 |
コレは何?というような写真ですが、生き物の足跡です。 左側のトグロを巻いたようなのは、イシガイの足跡。そして水鳥の足跡。 右側は、線も細くなってますが、イシガイの幼貝の足跡です。 |
左側がイシガイ、そしてマシジミです。右側がイシガイの幼貝。 貝は動かないようなイメージを持っておられるかもしれませんがイシガイなどは良く動きます。 |
投網は採れる時は、大量に魚が入ります。 右側のヒモみたいなのは、ハリガネムシという生き物です。 |
採取が終われば計測作業です。 記録係と計測係に分かれて効率よく記録を残していきます。 |
二枚貝も同様に殻長を計測して記録します。 今年は幼貝が発生していることを確認しました。 |
また、オオクチバスが採集されました。 驚いた事にボラも採集できました。淀川本流には上がってきますが、左岸水路では初めての採集です。 |
左岸水路では珍しいヌマチチブと最近は良く見かけるカネヒラです。 |
イシガイの成貝と幼貝、トンガリササノハガイの成貝と幼貝です。 |
今回の調査ではじめてボラを確認しました。 また、オオクチバスも3尾採集しました。 今回採集した魚種は、下記のとおり15種となりました。 オイカワ、コウライモロコ、カネヒラ、ニゴイ、カマツカ、モツゴ、ギンブナ、ハス、 ゲンゴロウブナ、オオクチバス、タモロコ、ボラ、コイ、ヌマチチブ、カダヤシでした。 貝類は、イシガイ、トンガリササノハガイ、ドブガイ、マシジミ、カワヒバリガイ その他、アメリカザリガニ、ミシシッピアカミミガメが採集されました。 |