淀川左岸幹線水路での水生生物調査が平成16年4月18日に実施されました。 昨年のように桜満開の中で調査とはいきませんでしたが、天候に恵まれとても気持ちの良い一日でした。 春の例会は総会と合わせて実施され、総勢24名での調査となりました。 当日の様子を一部、御紹介いたします。<文章・撮影:新城、写真提供:三洋労組様> |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査> |
ポンプ場のポンプ停止が遅れた為、水が引いておらず、先に本年度の総会を開催しました。 活動計画や収支予算等を提議し出席者一同に承認していただきました。 |
当日は、三洋電機労組の取材陣も参加されていましたので、投網を投げているところなど たくさん写真を撮影していただきました。右上の写真を含めこの3枚は提供していただいた写真です。 |
桜の木は、既に緑色になっていました。小学生も大人もタモ網を持って張り切って魚採り。 採集した魚や貝は採集ポイント毎にバットや魚箱に入れます。 |
採集した後には、計測作業が待っています。 魚たちが弱らないように手早く体長を計測し記録します。 |
体長(全長ではありません)58cmのナマズ(メス)が採れました。 周囲の水草にナマズの卵を確認したので、産卵目的で左岸水路に来たと思われます。 流速が早いので仔魚が育つかどうか分かりませんが、今後、稚魚が採れるのか要注目です。 |
体長28cmのオオクチバスが採れました。 昨年の調査で幼魚を採集しましたが、今回は成長した個体が採れました。 写真のシロヒレタビラなどのタナゴ類をはじめとする小魚達が減少しないか心配です。 |
カワヒガイの雌雄が確認できました。 婚姻色も出ているので産卵するために左岸水路に来たものと思われます。 |
今回の調査では、フナを分けると以下の12魚種を確認することができました。 カマツカ、オイカワ、コウライモロコ、シロヒレタビラ、コイ、ギンブナ、 ゲンゴロウブナ、オオクチバス、ナマズ、モツゴ、カワヒガイ、ヨシノボリ。 いつも見られるニゴイが採取できませんでしたが、産卵期を迎えたシロヒレタビラと カワヒガイというコイ科魚類の雌雄を確認することができました。 また、大型のナマズも産卵目的で左岸水路を訪問していることがわかりましたので 今後、仔魚が育つのか注目していきたいと考えます。 |