淀川左岸幹線水路での水生生物調査が平成16年1月25日に実施されました。 例会当日の朝は、曇り空で川には氷が張り、小雪が舞うような状態でした。 冬の例会は、強烈な寒さの中、川に入っての調査はかなりキツイ条件となりましたが、 専門学校生2名を含む、総勢14名での調査となりました。 当日の様子を一部、御紹介いたします。<文章・撮影:新城> 平成15年度「淀川左岸幹線水路水生生物調査」に関して、「セブン−イレブンみどりの基金」から助成金交付を受けました。 |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査> |
例会当日の朝、凍結防止の為に水道水を少し流していたはずが・・・ツララになっていました。 寒いはずです。川にも薄氷が張り、小雪舞う中を氷を割りながら歩くような状態でした。 |
タモ網では、殆ど魚を採集することはできませんでした。 投網ではNo.3ポイントのみ越冬中のオイカワが大量に採集できました。 |
石の下には、カワヒバリガイの集団が見られました。 タモ網を手にして採集に熱中すると寒さも忘れます。(^^; |
No.6ポイントでトンガリササノハガイを大量に採集しました。 No.2ポイントではコイを2匹採集しました。 |
冬場なのに予想外の大漁でした。魚の数が多いと次の作業が大変。(^^; 採集が終われば、各ポイント毎に魚を分別して計測作業となります。 |
魚の種別を同定して魚の体長を計測する人、記録を残す人に役割分担をして計測作業を始めます。 お互いの息が合ってないとなかなかスムーズにいきません。 |
魚だけでなく、シジミガイやトンガリササノハガイ、イシガイ、ドブガイなどの二枚貝の殻長も計測し記録します。 手がかじかんで小さな貝や魚を掴むのは大変です。 |
左側の写真は、夏には優先種になるほど採集できたコウライモコです。今回は殆ど採集できませんでした。 右側の写真は、おなじみのコイです。鰓蓋の裏側には、今年も魚ビルが寄生していました。 |
左側の写真は、ギンブナの若魚。右側の写真はコウライニゴイの若魚です。 双方とも数は殆ど採れていません。 冬の採集では魚の活性もないので仕方ないのかもしれないですね。 |