淀川左岸幹線水路での水生生物調査が平成15年10月18日に実施されました。 夏の例会は雨の中でしたが、今回は最高のお天気に恵まれました! しかし、ポンプ場への連絡不足から早い時間に送水が再開されたので、 例年より調査時間としては短いものになってしまいました。(TT) 秋の例会は、小学生7名、高校生1名、専門学校生3名を合わせて総勢30名での調査となりました。 当日の様子を一部、御紹介いたします。<文章・撮影:新城> 平成15年度「淀川左岸幹線水路水生生物調査」に関して、「セブン−イレブンみどりの基金」から助成金交付を受けました。 |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査> |
いつも写真を撮っているWeb管理人が投網を投げるのに忙しかった為、左岸水路内での
採集風景には良い写真がありませんでした。今回は、採取を終えた後の計測作業の雰囲気などを中心に御紹介いたします。 |
まずは、採集地点毎に、採集魚を分けることから始まります。 採集時には、魚を入れるビニール袋にマジックで番号を記入して何処で採集したか分かるように明記します。 投網で採集した定量調査分とタモ網等で採集した定性調査分に関しては間違わないように特に注意します。 |
子ども達は、普段なかなか触れる事の無い生きている魚の感触を手で触って感じています。 最近の子ども達は、こういう機会でもないと生きてる魚を捕まえて触ることは少ないと思います。 |
子ども達は、写真を撮っている事に気がつくとハイポーズ! 右端には、地味に計測作業を続ける会員の姿も写っていますね。 |
深緑の魚箱には、コイが入っています。 触る子どもは居ましたが、捕まえるにはちょっと力不足かも・・・コイの力はかなり強いですからね。 |
子どもが魚を捕まえ、大人が計測するというチームプレーで計測中です。 魚の形から、タイリクパラタナゴの体長を計測しているところですね。 釣りをする人が計測したり、魚拓を取ったりする場合は、「全長」を測りますが、調査の場合は 「体長」を測るようにしています。尾ひれが欠損してる場合などもありますから「体長」のほうが正確です。 |
こちらはギンブナを計測中です。 記録用紙には、どのポイントで採集したのかを明記して魚種・体長を記録します。 小さいのがたくさん採れると記録が大変です。(^−^) |
魚だけでなく水草や二枚貝、水温などの水質などに関しても記録を残します。 |
最後に、採集時の様子や気が付いた点、計測用紙から本日の結果の概要をまとめて例会を終了します。 この時に記録したデータ用紙は、後日、某氏が夜中にまとめて会報で皆さんに紹介しています。 |
今回参加された皆さんの記念写真です。 子ども達が持っているタモ網や胴長は、「セブン−イレブンみどりの基金」からの助成金で購入したものです。 「セブン−イレブンみどりの基金」に募金してくださった皆さん、ありがとうございます。 |
<コメント> |
今回は、お天気に恵まれて気持ちよく調査できました。 クリーンリバーで知り合いになった小学生の子ども達もたくさん参加してくれました。 はるばる和歌山県田辺市から始発に乗って駆けつけてくれた参加者もいました。 ありがとうございます。 また、支援して頂いた行政機関など多くの人々の協力に感謝します。 今後とも継続して調査が続けられるように支援願います。 この調査ポイントがホームグラウンドなのですが、積極的に動いてくれるスタッフが不足しております。 「我こそは!」と思われる近隣の方・・・是非とも参加してくださいね。(^^) |
<番外編> |
例会終了後、投網を練習したいという希望者が居られたので投網投げ講習会をしました。 若い人は、体力もあるし、練習するとすぐに打てるようになりますね。(^^;; |
更に、哺乳類に関しても興味があるということを伺ったので、投網投げ講習会の後に 臨時オプショナルツアーを開催してカヤネズミの営巣状態を見に行きました。 一部の人には、かなり盛りだくさんの内容だったと思います。(^^) |