淀川左岸幹線水路での水生生物調査が令和6年4月7日(日)に実施されました。 当日は良いお天気に恵まれて、例会&総会は無事終了しました。 気温は午前9時に17.7℃、13時に24.5℃でした。(気象庁枚方) 定点ポイント(1番上流)での水温は、17.4℃、pHは、7.94でした。 定点ポイント(4番橋下)での水温は、16.8℃、pHは、7.84でした。 参加人数は17名でした。 例会の様子を一部、御紹介いたします。<撮影:仲&新城、文章:新城> |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査> |
朝9時にミーティング開始。 初参加の人も多いので、川の底質などの注意点や調査方法を説明。 参加人数も増えて大人数での水生生物調査となりました。 |
今年も桜の花見をしながらの春の例会となりました。 淀川左岸幹線水路の桜は満開でした。 |
淀川左岸幹線水路にこれだけ多くの人が入っているのは久しぶりです。 菜の花の黄色も目立ちます。 |
投網による定量調査を実施した後、タモ網による定性調査を開始します。 定点では、水温と水深を計測します。このような環境データも記録に残します。 子ども達も魚採りを楽しみました。 |
採集が終われば、計測作業に入ります。 今回も時短を図る為に、川で計測作業をしました。 これにより計測用水槽等の準備と片付けの時間を短縮します。 魚の場合は全長ではなく、ヒレの付け根までの体長を記録します。 |
一人が体長を計測して、一人が一尾ずつ記録していきます。 数多く採れると計測は大変です。50尾以上は尾数のみ計測します。 |
計測後の魚や貝は、子ども達に放流してもらいました。 |
採集した水生生物を一部紹介します。 左:ミシシッピアカミミガメ 右:イシガイなど |
採集した水生生物を一部紹介します。 左:コイ 右:ギンブナ |
採集した水生生物を一部紹介します。 左:ヌマチチブ 右:カマツカ |
計測作業終了後、調査結果のまとめと講演会&総会を開催しました。 進行の都合上、講演会の方を先に講師の仲さんにお願いしました。 「香川淡水魚研究会の調査に同行して 〜地方の希少淡水魚がおかれた厳しい現状〜」 というタイトルで話題提供していただきました。ありがとうございます。 講演の後、総会も無事終了しました。 今回、採集した水生生物は、 ヌマチチブ、オイカワ、カマツカ、コウライモロコ、ギンブナ、コイ、 ブルーギル、シマヒレヨシノボリ の8魚種を確認しています。 二枚貝は、イシガイ、トンガリササノハガイ、シジミ類、ドブガイ(タガイ)を確認しています。 他に、ヌマエビ、スジエビ、ミシシッピアカミミガメ、ハグロトンボのヤゴ、コオニヤンマのヤゴ、 カゲロウの幼生を確認しています。 |