淀川左岸幹線水路での水生生物調査 夏 を令和2年8月12日(水)に実施しました。 当日は、お天気に恵まれ過ぎて朝から30℃を超える暑さになりました。 春の例会と同様にコロナ対策に加えて、熱中症対策も実施しての例会開催となりました。 新型コロナウィルスの状況により中止の可能性も十分にありましたが、 〇研修室等は利用不可の為、講演会は中止。 〇風邪症状がある方は参加しない。 〇近距離で密着しての発話をしない。 〇コロナウイルスの感染・まん延防止対策を実施 ということを周知した上での例会実施となりました。 当日の気温(枚方)は午前9時に31.7℃。12時には32.8℃ でした。 当日の定点ポイントでの平均水温は、29.34℃、平均pH7.02でした。 参加人数は子どもを含めて8名でした。 当日の例会の様子を一部、御紹介いたします。<撮影:新城&仲&則竹&玉井、文:新城> |
≪活動支援御礼≫ ※当会の活動は下記助成金の支援を受けて実施しています。 ◎2020年度「公益財団法人大阪コミュニティ財団/NTT自然環境保護基金」の助成を受けています。 |
<淀川左岸幹線水路 水生生物調査 夏> |
8月12日(水)夏の例会が開催されました。 いつものように朝9時から開始しましたが、暑さを避ける為、川に降りて 橋の下でミーティングを実施しました。その後、定量調査の投網を投げました。 |
水草の緑が鮮やかでした。 定点ポイントで投網を投げた後は、タモ網での定性調査となります。 |
定量調査の投網で採集した魚を弱らせない為にその場で計測します。 計測場所も橋の下の日影を活用しました。 |
第三ポイントは相変わらず深みが消えていました。 第二ポイントと第一ポイントの間の溜まりでは大型コイが10尾以上泳いでいました。 魚を採るだけでなく、水質・PH・水深の計測も各ポイントで実施します。 |
上流部の第一ポイントで投網を投げると 空き缶と共に、たくさんの魚がはいりました。 |
橋の下の日影に採集した魚を集めて最後の計測作業です。 採集直後のスピーディーな計測のお陰で例会時間の時短も計れました。 |
魚種の同定と体長の計測結果を記録します。 魚の場合は、全長ではなく体長を計測しています。 釣りをする人は、口の先から尾びれの端までの全長を計測しますが、 当会は、口の先から尾びれの付け根までの体長を計測します。 当会は記録を残すことを重要視しています。 |
ミシシッピアカミミガメ、マツカサガイが採集されました。 活きているマツカサガイの記録は希少です。殻長65mm。 |
左:ドブガイ(タガイ)殻長110mm。右:ドブガイ(ヌマガイ)殻長85mm。 |
左:カネヒラ。 右:カマツカ。 |
左:タモロコ。 右:モツゴ。 |
木陰で本日の採集状況の速報を報告して、夏例会を終了しました。 |
【今回の採集状況】 今回採集した魚種の詳細データは次号の会報にて報告予定です。 コイ、ニゴイ、カマツカ、オイカワ、コウライモロコ オオクチバス、カネヒラ、フナ、タモロコ、モツゴの10種を確認。 30℃を超える状況の為、熱中症リスクを軽減するため最大限の配慮をしました。 塩タブレットの配布、適時水分補給の指示、日影での計測作業実施。 準備、採集、計測、片付けの工程で1時間の時短を計りました。 良いのか悪いのか・・・時間的にこれまでで最短の例会になりました。 |