打上川治水緑地内で開催された「第14回寝屋川市エコ・フェスタ」に参加しました。 準備機材を積んだ車は、午前8時までしか会場内に入れないため、午前7時に現場集合で展示準備開始。 9時〜15時まで、1日だけの忙しいイベントの開始です。 当日は、会場の打上川治水緑地内の池で採集した魚を展示し地域住民や子供たちへ自然環境保全の大切さを訴えました。 また、地元の河川に生息している子ども達に人気の水生生物(クサガメ、アメリカザリガニ)を展示しました。 <文章・撮影:新城> |
≪活動支援御礼≫ ◎当日配布した当会オリジナルの「水辺に持っていく 生きもの図鑑」は、 2010年度 一般財団法人セブン-イレブン記念財団 公募助成を受けて作成しました。 |
<寝屋川市エコ・フェスタ> |
例年どうり当会は、環境ゾーンに展示場スペースが割り振られていました。 まずは、水槽の設置、ポスターなどの掲示作業と展示物を並べる机のセッティングなどの準備作業を開始。 |
今回は、準備スタッフが少なかった為、昨年の展示状況をベースにしてポスターなどの掲示をしました。 |
水生生物の採集に使う投網や胴長などの採集道具もオブジェとして展示しました。 展示会場正面には 90cm水槽を設置して会場内の池で採集した魚をどんどん入れていきます。 |
午前9時の開場早々に、市民が集まって来ました。 大人も子供も水槽を興味深く覗いておられました。 |
まだ水槽には、朝一番にタモ網で採集した魚しか入っておらず 水槽に大きさと比較して、泳いでいる魚の数はさびしい状況でした。 |
準備完了直後のクサガメとアメリカザリガニが入っている水槽。 時間が経過するにつれて、カメ&ザリガニ水槽を確認できないくらい子どもたちでいっぱいになりました。 |
今回は、子供たちに魚の名前を覚えてもらうための「おさかなクイズ(全8問)」の実施に力を入れました。 展示ブース内で、おさかなクイズのヒントや魚の説明をするスタッフは大忙しでした。 簡単なクイズから身近な水生生物への関心が高まることを願っています。 |
お母さんと一緒におさかなクイズに挑戦する子供の姿もたくさん見られました。 おさかなクイズのヒントには、2010年度 一般財団法人セブン-イレブン記念財団 公募助成を受けて 改定版を増刷した当会オリジナルのお魚図鑑「水辺に持っていく 生きもの図鑑」を活用しました。 おさかなクイズに答えてくれた子供たちには、地元の水生生物に興味を持ってもらうために図鑑をプレゼンとしました。 |
正面水槽に魚を入れる為、随時魚の採集も実施しました。 散歩中の方々は、何が採れるのか興味津々。 その場でプラケースに魚を入れてプチ観察会を実施しました。 |
午後になると当会のブース内は、掲示物を見る大人だけでなく、
おさかなクイズをする子供たちで賑わっていました。 |
おさかなクイズやお魚図鑑をきっかけにして、身近な水辺に棲む水生生物に
興味を持ってもらえればうれしいですね。 |
展示ブースの正面に置いたカメ&ザリガニ水槽にはホントにたくさんの子供たちが集まりました。 |
お父さんやお母さんからもカメやザリガニを見るのは久しぶり、懐かしいという声が聞こえてきました。 |
カメやザリガニ達には気の毒でしたが、子供たちの相手を十二分に努めてくれました。 |
正面の展示水槽には、会場内の池で採集した魚をどんどん入れていきました。 採れる魚はブルーギルが大半を占めました。打上治水緑地内の池は全面魚釣り禁止となっていますが、 当会は寝屋川市長から公園使用許可を得て採集しています。写真右側に許可証を掲示しています。 |
テレビなどの映像で見ることはあっても実物を見ることは少ないようですね。 男の子だけでなく、女の子もカメやザリガニに興味を持っているようでした。 |
イベントも後半戦に入り、図鑑がもらえるということもあって、
おさかなクイズの希望者も増えてきました。 |
採集されるブルーギルのサイズは小さい個体ばかり。 ブルーギルも過密状態になり大きくなれないのかもしれません。 |
展示パネルを見て子供たちに説明するお父さんの姿も見られました。 |
イベントの終了時刻が近づいても、おさかなクイズをする子ども達の姿がありました。 |
今回の水生生物展示も、たくさんの市民に見ていただき大盛況でした。 |
展示ブース内や展示水槽には、カダヤシとメダカの違いをわかりやすく説明を掲示しました。 寝屋川市内では、カダヤシがたくさん生息しているので、メダカと間違って飼育している人もたくさん居られます。 外来生物法に関する環境省の広報不足は相変わらずなので、及ばずながらスタッフは適時、外来生物法の説明もしました。 |
いよいよ午後3時の閉会の時間を迎えました。 おさかなクイズをしていた机から子供たちの姿もなくなりました。 |
展示水槽の中を確認するとブルーギル、カダヤシ、コイ、フナ類、モツゴ、メダカ、スジエビ、テナガエビ
を確認しました。 たくさんのカダヤシの中に、メダカを一尾だけ確認することができました。 展示物の説明の合間に、これだけの魚を採集してくれば立派なものだと思います。 |
1日のイベントなので、「準備が完了した!」と一息付いたら、もう「撤収!」という感じがします。 展示水槽などの水抜きなどに時間がかかるので、撤収も一番遅いグループになりました。 最後に、本日採集した魚を元の池に放流しました。 特定外来生物のカダヤシとブルーギルについては選別後、適切に処理しました。 今回も大盛況のうちにイベントが終了しました。 今日の体験は、子ども達の心に印象に残ったものと思います。 スタッフの皆さん、ありがとうございます。そしてお疲れ様でした。 |