打上川治水緑地内で開催された「第12回寝屋川市エコ・フェスタ」に参加しました。 当日は、朝からあいにくの雨模様。 準備機材を積んだ車は、午前8時までしか会場内に入れないので、午前7時には自宅を出発して準備開始。 倉庫から準備機材を積み込みや展示ポスターを担当したスタッフは数日前から事前準備があり大変でした。 このようなイベントでは裏方さんの活躍はあまり目立たないのですが、裏方さんの努力に感謝します。 当日は、会場の打上川治水緑地内の池で採集した魚を展示し地域住民や子供たちへ自然環境保全の大切さを訴えました。 また、地元の河川に生息している子ども達に人気の水生生物(クサガメ、アメリカザリガニ)を展示しました。 <文章・撮影:新城> |
<寝屋川市エコ・フェスタ> |
まずは、ポスターなどの掲示作業と展示物を並べる机のセッティングなどの準備作業を開始。 当会の活動内容、水生生物調査の様子などを紹介したポスターの掲示をしました。 |
雨にも関わらず、開場時間の9時には農産物を求めてたくさんの人が来場。 片手に傘、片手に大根を手にして当会のブースにも人が集まるようになりました。 |
会場を設営をしている途中でも人は集まってきます。 |
子ども達を引き付ける人気者はクサガメとアメリカザリガニです。 |
例年どうり会場の前に90cm水槽を設置。 打上川治水緑地内の池で採集した魚をどんどん入れていきます。 |
現地での採集は、モンドリを仕掛けて魚を採りました。 取れる場所を把握しているので、効率的な採集ができます。 |
採れる魚はモツゴが大半ですが、タイリクバラタナゴが数尾混じりました。 打上治水緑地内の池は全面魚釣り禁止となっていますが、当会は寝屋川市長から公園使用許可を得て採集しています。 |
淀川左岸幹線水路調査などの様子が分かる写真をたくさん掲示しました。 |
図鑑のように魚種と特徴が分かるパネルや、魚の減少が分かるような調査データの掲示をしました。 |
当会ブース内では、掲示物を見るだけでもかなり盛りだくさんだったと思います。 |
会報誌には調査データなどが記載されています。 身近な水辺環境保全の情報誌との位置付けもあり、興味のある市民に配布しました。 |
昼を過ぎると雨も止み、人がどんどん集まってきました。 子ども連れの親子が目立ちました。 |
子ども達の目当ては・・・・。 |
子どもがカメを見ている間に、親が掲示物を読む姿や クサガメやアメリカザリガニを手に取り会話をはずませる親子の姿がありました。 |
アメリカザリガニの掴み方も、一度教えれば後は簡単です。 |
展示水槽も時間が経つほど、魚の数が増えます。 小さな子どもも動く魚には興味を覚えます。 |
この場所(採集場所)でしかできない展示がありました。カダヤシとメダカの違いを一般市民に見てもらいます。 寝屋川市内の用水路は、カダヤシが優勢ですからカダヤシをメダカと勘違いして飼育されている人もかなり多いようです。 特定外来生物に指定されても、環境省の積極的な啓発活動も無いし・・・一般市民が知らないのも仕方ないのかもしれません。 |
ポスターや写真等の掲示を熱心にご覧になる方もたくさん居られました。 |
クサガメとアメリカザリガニは相変わらず子ども達の人気者。 以下に、人気ぶりを写真で紹介します。 |
男の子も女の子も性別に関係無く、亀やザリガニは人気がありますね。 |
水族館のタッチプール状態。 大人たちは魚の水槽に集まり、「昔は・・・」と子どもの頃の話が出てきます。 |
ホルマリン標本などに興味を持つ人も居られました。 |
そろそろ午後3時の閉会時間です。 人の姿が少なくなった頃から撤収準備を開始します。 |
午後3時の閉会の放送時間には、撤収完了のブースもたくさんありました。 我々の撤収は水槽があるので少々時間を要します。 気分的には準備完了と思ったら、直ぐに撤収です。9時〜15時のイベントなので仕方ないですね。 |
当日、現地で採集し展示した魚は、モツゴ、タイリクバラタナゴ、ギンブナ、ブルーギル、カダヤシでした。 スタッフが持参した生体は、クサガメ、アメリカザリガニ、メダカ等でした。 二枚貝の標本はドブガイ、イシガイ、トンガリササノハガイ等を展示しました。 エコ・フェスタ終了後、ブルーギル・カダヤシは全数駆除した後、モツゴ等採集した魚は元の池に戻しました。 |