「クリーンリバー寝屋川作戦・秋」に参加しました。 「ねや川水辺クラブ」「寝屋川市下水道整備室」が中心となって春と秋の年2回開催されています。 当会からの参加者4名は、幸町の親水公園前に出向きました。 <文・写真:新城> 以下に、そのときの様子を一部お伝えいたします。 |
朝9時に現地到着。新型インフルエンザが流行しているので小中学生の参加は自粛だったようです。 受付にて記名をすませてから胴長(ウエーダー)に履き換えました。 |
新しく整備された親水公園のある場所なので、川に下りるための立派な階段が整備されていました。 自然豊かな川が流れる地方の方は、この都市河川の護岸の高さに驚かれるようです。 これだけ高さがあると、簡単には川に入れないですよね。 |
川底には、ビールやジュースの空き缶などのゴミが確認できます。 もちろんクリーンリバーなので写真を撮った後に回収しました。 |
燃えるゴミはビニール袋、燃えないゴミは土嚢袋に分別します。 |
ゴミ拾いの合間に、タモ網でガサガサすると、ヌマエビやアメリカザリガニの 姿を確認することができました。場所を変えて、整備されたばかりの親水公園周辺に移動します。 |
親水公園では魚が隠れるような場所は少なかったのですが、岸辺には小さな魚の群れが確認できました。 タモ網で確認すると特定外来生物に指定されているカダヤシの群れでした。 また、深みのあるところでは、オレンジ色の小魚の姿を見つけました。 |
確認のため、タモ網で掬い取るとたくさんのカダヤシに混じって色付の魚の姿がありました。 |
予想どおりヒメダカでした。
自宅で増やしたものか、わざわざ買ってきて放流したものかわかりませんが、 合計20尾ほどの個体を確認しました。 採集した大きさが揃っていたので、買ってきたものを放流した可能性が高いように思います。 |
親水公園で川に親しむのは良いと思うのですが、買ってきたヒメダカは個人の水槽等で飼うもので、 川に放流するための魚ではありません。 親水公園になると魚を増やそうという趣旨?で、鑑賞魚の放流などが 増える可能性が見えてきました。 春先には、当会会員がこの場所から少し上流の箇所で数尾の金魚を採取しています。 特定外来生物のカダヤシだらけの川ですが、流域にはまだメダカの生息地があります。 ヒメダカの放流は善意の放流なのでしょうけど、いろいろと問題がありますので 安易な放流は避けるべきだと考えます。 なお、採集したカダヤシについては駆除済みです。 【参考:外来生物法について】 カダヤシは、2006年2月に外来生物法施行令により特定外来生物として指定されました。 これにより日本国内での、特定外来生物としての飼育、保管及び運搬することが原則禁止、 野外へ放つ、譲渡し、引渡しなどをすることなどが禁止されています。 この法律に違反して、特定外来生物を野外に放したりすると、個人では最大3年以下の懲役若しくは 300万円以下の罰金、法人では1億円以上の罰金となります。詳細は環境省のHPを見てください。 外来生物法の概要 |
<写真&文章:新城> |