「クリーンリバー寝屋川作戦・春」に参加しました。 恒例行事となっているクリーンリバー寝屋川作戦は、例年どうり寝屋川の通称「高専前」に出向きました。 河川清掃の後、いつものプチ自然観察会をしたのですが・・・・ 昨年から橋の架け替え工事をしていましたので、その下流では生きものの姿は少なかったです。 見かけるのは外来生物ばかり・・・。 <文・写真:新城> 以下に、そのときの様子を一部お伝えいたします。 |
市の職員さんがタイヤや自転車などの大物を引き揚げておられました。 |
これが昨年から工事をしていた橋です。 河床も平坦になり、如何にも工事中という状態でした。 |
まず、最初は河川清掃。空き缶やビニール袋など相変わらずゴミが捨てられています。 ある程度ゴミを集めたら、後は自由時間。タモ網を持つ子どもたちの姿が見られます。 |
掃除後のお楽しみ時間・・・このタモ網は大人用なので重たくて使いにくかったと 思いますが、子どもたちは交代でタモ網を手にしていました。 |
子どもたちがタモ網で遊んでいるなか、大人はゴミを陸揚げ作業です。 これだけ高さがあると普通は川に近づく事もできませんね。 |
掃除をしながらガサガサとタモ網を振って採集した生き物を紹介します。 まずは、特定外来生物のウシガエルのオタマジャクシと成体になったばかりの個体です。 子どもの手に乗せると大きいオタマジャクシであることがわかります。 |
続いて左はカダヤシのメス、右は唯一、1尾だけ確認した在来種のモツゴです。 以前はこのポイントでもメダカがいましたが、今回はカダヤシばかりでした。 タモ網に入る魚の殆どが、ウシガエルと同じく特定外来生物に指定されているカダヤシでした。 |
アメリカザリガニも若い個体がかなり居ました。 水生昆虫はイトトンボのヤゴを確認したのみ。 以前は、この場所でコオイムシなども採集できたのですが・・・。 |
小さな女の子もカダヤシを手に取って観察しました。 最後は、モンドリをみんなで引き上げましたが・・・流れが無かったからか 結果はゼロでした。オイカワなどが入るだろうと期待してたのですが残念。 |
あっと言う間に、予定時間の2時間が経過してクリーンリバーが終了しました。 さて、秋はどのような状況になっているのやら・・・。 |
<コメント> |
昨年は、子どもたちの参加が無くて残念でしたが、今回は世代交代した子どもたちが 河川清掃に来てくれました。やはり中学生になるとクラブや勉強に忙しくなるようですね。 当日採集した水生生物は、モツゴ、カダヤシ、ウシガエル、アメリカザリガニ、ヤゴでした。 メダカは確認できませんでしたが、カダヤシはたくさん確認できました。 このような状況だったので、特定外来生物について問題点や生態について 子どもたちやお母さんたちに説明をしました。 本来は法律を作った国が説明や啓発活動をもっとするべきだと思うのですが・・・。 大人だと防除や駆除の話を理解できるかもしれませんが、小さな子どもたちにどのように 説明すべきか・・・結構難しい問題だと思います。 <写真&文章:新城> |