「クリーンリバー寝屋川作戦」に参加して 「寝屋川再生ワークショップ」主催で、6月9日(土)、寝屋川の大掃除が行われました。 市民参加が主体で市が支援するこの行事は、今回は 7ヶ所で一斉に行われました。「水辺に親しむ会」も団体参加し、寝屋川 の安全橋から清水橋まで約1キロのコース、通称「高専前」の地域を 担当しました。ちびっ子たちを含め50名をこえる参加者で大いに盛り 上がり、私たちは世話役として、てんてこ舞いの忙しさでした。<文:湯川> 以下に、そのときの様子を一部お伝えいたします。 |
<清掃風景> |
一般市民にも河川清掃活動を知っていただく為に、寝屋川市が準備した
のぼりを当会のスタッフが取り付けています。 |
子供達に囲まれていますが受付風景のスナップです。子供達もたくさん集まりました。 ボランティア保険に登録するため、参加者名簿を作成しました。 |
いよいよ縄ばしごを使って寝屋川に降ります。 かなり高さがありますので、子供達にとっては少し冒険だったかもしれません。 都市河川では、このように気軽に川に降りることができない構造になってしまった所が多いかと思います。 治水対策に目途が立てば、子供達が遊べるような河川利用方法を大人達が考えてあげる必要があろうかと思います。 |
川の中をジャブジャブ入りながらゴミを拾います。 女の子のグループも暑い中、一生懸命ゴミを拾ってくれました。 岸辺も川の中も空き缶やコンビにの袋がたくさん捨てられていました。 |
男の子も負けてはいません。 ジャージはずぶ濡れですが、お構い無しに一生懸命ゴミを集めていました。 途中で、大きなコイを見つけては歓声をあげていました。 |
メダカが泳いでいるのを発見しました。 でも、色が付いてるような気がします。 |
網で掬ってみるとヒメダカでした。 誰かが良かれと思って逃がしたものだと思いますが、こういう行為をすると野生のメダカと交雑が進み 本来の遺伝的な特性を乱すことになります。 他にもいろいろな理由がありますが安易な淡水魚の放流は慎むべきです! |
途中でカメの産卵床を見つけました。孵化して割れた卵の殻が残っていました。 生息状況からクサガメかミシシッピアカミミガメのものだと考えられます。 |
投網を何度か打ったところ、僕もやりたいと小学生が5〜6人順番待ちとなりました。 しかし、重さが5kg近くあるので投げるところまでは難しかったようです。 |
投網で採集したオイカワをゴミで拾った発泡スチロール箱に入れて観察しました。 オイカワは婚姻色が出ており、「キレイ!」という声が聞こえてきました。 観察終了後は、採集した寝屋川に戻しました。 |
オイカワのオスです。 追星も見えますし、鮮やかな婚姻色が出ています。 今回の目視及びタモ網での確認魚種は、オイカワ、コイ、フナ、メダカ、オオクチバス、モツゴでした。 投網採集では、オイカワばかりが取れました。 |
私達が担当した地域で拾ったゴミです。 大形ゴミは少なかったですが、空き缶やコンビニの袋などが目立ちました。 当日は、他の地域で自転車やスクーターなど大形ゴミばかりの地区もあったようです。 |
河川清掃後の一級河川寝屋川です。 市民が川にもっと感心を持って親しむようになれば、川はもっと生きて来ると思います。 地元河川をこれからも大切にしていきたいものです。<写真・文:新城> |