「2006年度ミズアオイ観察記録1」(2006/8/5)
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<平成18年8月5日:晴れ・最高気温36.5℃>
 
  平成18年8月5日(土)午前10時〜午後2時にかけて水生生物センター及び 打上川治水緑地にてミズアオイの苗移植に関する作業を実施しました。 昨年度、打上川治水緑地に移植を試み、結実した種からの自然発生を期待していましたが、 発芽に必要な水位や栄養面での環境が十分で無く、発芽した苗は極わずかな状況でした。 今回は、別途、同じ種を発芽させた苗を移植したものです。

ミズアオイは、環境省レッドリストで絶滅危惧U類、大阪府絶滅危惧T類に 指定されているミズアオイ科の水生植物です。 当会会員が、寝屋川市内の水路で自生していることを発見し、自生地と管理可能な打上川治水緑地 内の池(人工池:許可済み)にて保全活動をしているものです。

ミズアオイ保全スタッフの皆さん暑い中の作業ご苦労さまでした。

<文章・撮影:新城>

 

 
<2006年度ミズアオイ観察記録1>
 
ミズアオイ観察記録1 ミズアオイ観察記録2
 
移植地には、昨年の種から発芽したものが数株あるのみで寂しい状況でした。 ミズアオイは栄養分を大量に必要とすることから、ヨシ群落の真ん中に開墾した 移植地では栄養分が不足しているものと考えられ、水生生物センターで苗育成に 利用した土を入れました。
 
ミズアオイ観察記録3 ミズアオイ観察記録4
 
土をならし、打上川治水緑地で結実した種から育てたミズアオイを移植しました。
 
ミズアオイ観察記録5 ミズアオイ観察記録6
 
田植えと同様なイメージで苗植え。 あとは、根づいてくれるのを待って状況を観察していくことになると思います。
 
ミズアオイ観察記録7 ミズアオイ観察記録8
 
数えてみると土嚢袋は12袋分でしたが、移植地に入れると思ったほど多くの量ではありませんでした。
体温並の気温の為、いつもたくさんの釣り人や散策される人が居るのですが皆無でした。
 
ミズアオイ観察記録9 ミズアオイ観察記録10
 
移植作業が終わるとタモ網を持ったスタッフが何やらゴソゴゾ。
メダカやモツゴの稚魚を確認したようです。
 


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