6月6日(土)寝屋川市環境政策課主催の「メダカ調査」に参加しました。 今回も、寝屋川市より講師派遣の依頼を受けて当会会長が講師を担当しました。 当日の様子を一部、御紹介いたします。<文章:新城、撮影:白水> |
<メダカ調査> |
午前10時に打上川治水緑地に集合。 開始30分前には、モンドリを投入して事前準備完了。 |
参加者が全員集合して、環境政策課の挨拶で観察会のスタートです。 続いて、当会会長から「メダカ調査」というタイトルなのでメダカとカダヤシの違いについて説明しました。 |
当日は、ケーブルテレビのJ−COMさんの取材がありました。 後日、放送見たとの話を聞いたので観察会の様子が放送されたようです。 私は、見てないのでどのような放送内容だったのか分かりませんが・・。 |
続いてモンドリ、投網、タモアミなどの漁具の説明に入りました。 |
実際に池で投網を打ってみます。
たまに投げるだけなので、上手く開くのやら・・・。 池の底はヘドロだらけなので、一度投げると投網は真っ黒。白のTシャツは着れません。 |
子ども達にモンドリも回収してもらいました。結果は、モツゴとブルーギルが入っていました。 タイリクバラタナゴでも入っていると良かったのですが・・・ |
子ども達にモンドリを引き上げてもらい、採集した魚をバケツに回収し見やすいように水槽に移して説明を始めます。 |
アクリルケースに魚を移して、参加者にじっくりと見ていただきながら魚の特徴や生態の話をしました。 モツゴに寄生していたイカリムシを取り出して観察してもらったところ注目を浴びました。 |
打上治水緑地内の池での採集は終了です。 荷物をまとめて、寝屋川本流へ向う準備をします。 |
打上川治水緑地から道路を隔てた一級河川寝屋川に移動します。 このところ雨が少なく、川の水量も少なく流れもあまりありません。 |
川に下りてから、まずはタモ網での採集方法を伝授。 タモ網を手にして皆さん、思い思いのポイントで魚採りを楽しんでおられました。 何か入れば嬉しくなるのですが・・・。 |
今年もギンブナやモツゴ、ドジョウの稚魚などを採集することができました。 実際に採集して生き物に触れることができるのが、観察会の魅力だと思います。 |
予定時間になり、そろそろ終わりですよ〜の声。 時間ギリギリまで魚採りを楽しみました。 |
再び、打上川治水緑地に戻り今日のまとめを行いました。 一級河川寝屋川で採集した水生生物の説明を始めます。 |
採集した魚をプラケースに入れて、手に取って観察しました。 残念ながら、今回はメダカを確認することができませんでした。 |
大人も子ども自分達が採集した水生生物の話を興味深く話を聞いてくださいました。 |
質疑応答の後、みんなで記念撮影をして2時間の観察会が終了。 片付けに入っても、水槽前には子ども達がひきつけられていました。 |
<当日の淀川の様子> |
一級河川寝屋川で実施した自然観察会では、メダカを観察することができませんでしたが、 フナやモツゴなどの稚魚の発生を確認することができました。 寝屋川での観察会を終えて、毎年この時期に淀川体験学習(本年度中止)を実施していた 一級河川淀川の点野ワンドへ立ち寄り稚魚の発生状況を確認しに行きました。 寝屋川で稚魚が発生していれば当然、淀川でも同じくらいの稚魚が発生しているはずですが・・・。 |
水は透明度も高くて、とてもキレイな状況でした。水質に関しては全く問題ない状況だと思います。 でも、浅場では稚魚の姿は見られませんでした。 |
例年なら、大小の稚魚の群れが泳いでる姿が観察できる浅場なのですが・・・。 今年はとても静かな状況になっていました。 |
藻場で動いている姿を確認したのはブルーギルの姿だけでした。 ルーア釣りでは、オオクチバスが釣り上げられていました。 |
唯一在来の動く水生生物を見かけたのがイシガイとタニシ、カワニナなどの貝類でした。 以前は、イシガイやドブガイはいくらでもいたのですが、二枚貝は殆ど見かけなくなりました。 淀川は、かなり深刻な状況になっているものと思われます。 |
※来月(7月5日(日))にも自然観察会が実施される予定です。(寝屋川市広報6/15号参照) ※ブルーギルとカダヤシは再放流せず現地にて適正に処分しました。 |