「磯の生き物の採集&観察会」(2003/07/13)



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小雨降るなかではありましたが・・・平成15年7月13日(日)午前10時〜
大阪府内の磯にて、生き物の採集&観察会を行いました。
この日は磯の生き物を観察するには絶好の条件である「大潮」でしたから、
平成15年7月19日(土)〜21日(月)に開催する「海辺の生き物の展示会」
での展示生物採集も兼ねました。

当日の様子を一部、御紹介いたします。<文章・撮影:新城>

 

 
<磯の生き物の採集&観察会>
 
磯の生き物の採集1
 
小雨が降ってても水着なら大丈夫!
参加した子どもは、覗きメガネと小さな網を持って生き物採集に熱中していました。

 
磯の生き物の採集2
 
岩に付くイソギンチャクやカメノテなどを採集しています。
背景に見えるのは発電所です。

 
磯の生き物の採集3
 
磯の生物相は多様です。 いつも淡水の川にばかり入っているので、この生き物のにぎわいには圧倒されます。
カサガイの仲間、ヒザラガイの仲間、カイメンの仲間などが見えます。

 
磯の生き物の採集4
 
普通の状態ではなかなか見ることが出来ないイシマテガイです。
砂岩や泥岩に穿孔して生息している貝なので岩を割らないと出てきません。
肉質が柔らかく美味なので、イシワリの名で食用にする地方もあるそうです。

 
磯の生き物の採集5
 
砂岩の中にはイシマテガイだけではなく、カモメガイという同じく穿孔貝を見つけました。
貝の説明を聞きながら、岩に穿孔する不思議な貝の様子を観察しています。

 
磯の生き物の採集6
 
生き物の採集をした磯の様子です。
大阪府の海岸線は全長約260Kmありますが、磯と言える場所は2.8Kmしかありません。
全体の1.1%と風前の灯火状態です。これ以外の海岸線は、人間の手によって手を加えられ
埋め立てられたりして、磯という場所は特定の場所にしか残っていません。
人間の経済活動などで、どれほどたくさんの生物の生息場所を壊してきたのか改めて考えさせられます。

 
磯の生き物の採集9
 
アワビではなくトコブシです。
呼吸孔は7〜8個開いていてアワビのように盛り上がらないのが特徴です。

 
磯の生き物の採集10
 
バフンウニ、クモヒトデ、ヤツデヒトデ、ヒラトゲガニなどが見えます。
お天気はあいにくでしたが大漁でした。

 
磯の生き物の採集11
 
見る人が見ればわかりますが、こんな生き物もいました。(^^;;

 
<コメント>
 
あいにくの雨模様だったので、風邪をひく前に磯から撤退しました。
あまり長時間採集はしなかったのですが、たくさんの生物を見ることができました。
磯も面白いです。
悲しいかな海産生物の名前を殆どしらないので、名前を覚えていくのがこれからの課題です。
名前と生態がわかればますます磯の生物にはまってしまうかも・・・(^^;;

 



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