7月17日(土)9時〜12時まで京阪電鉄牧野駅より下流の穂谷川で水生生物の調査を実施しました。 穂谷川は以前より上流部から高草副会長が調査を実施されており、今回は、最下流部での調査です。 当日は、天候には恵まれましたが午前中にも関わらず気温34℃、水温27℃と非常に暑い中での調査でした。 当会会員の参加者は7名。少人数の精鋭部隊でしたので、短時間に効率よく調査が行えました。 当日の様子を一部、御紹介いたします。<文章・撮影:新城> |
<穂谷川 下流域調査> |
都市河川である宿命か、堰が何段もあり護岸も高くコンクリートで固められています。 しかしながら、そのようなところでも生物は力強く生きています。 |
ミシシッピアカミミガメが4匹もタモ網に入りました。 彼らは子どもの間は、ミドリガメとして可愛がられますが大きく育つと、 ご覧のとおり強力なくちばしで魚などの肉を簡単に噛み千切るようになります。 不用意に触ると指や手に裂傷を負うことになるので成体は取り扱い要注意です。 残念ながら、今回の調査では在来のクサガメなどの姿は見れませんでした。 ミドリガメなど飼育個体は絶対に川に逃がさないようにしてくださいね。 |
溜まりで投網を投げると、大きなコイやフナ、オイカワがたくさん入りました。 ヘラブナやコイの若魚がかなりたくさん混じっているのには驚きました。 |
オオクチバスの若魚もお腹に餌の小魚を満たしていました。 コイの若魚もたくさん採れましたので繁殖しているようです。フナよりも体型がスマートでヒゲがあるのが特徴です。 |
オイカワも婚姻色が出た綺麗なオスも混じりました。下流部では、ボラの若魚が投網に入りました。 |
淀川本流との合流地点では、コウライモロコやカマツカなど淀川でみられる魚がたくさん入りました。 |
ボタンウキクサ(ウオーターレタス)が流れ着いていました。 これまた観賞用に持ち込まれたものですが、淀川ではホテイアオイと並んで山ほど集まっている場所があります。 これも問題になっています。 空にはウスバキトンボも飛んでいました。 |
今回の調査で確認した魚種は、ドジョウ、メダカ、ヨシノボリ、カダヤシ、モツゴ、タモロコ、コイ、ギンブナ、ゲンゴロウブナ、オイカワ、 オオクチバス、コウライモロコ、カマツカ、ボラの14種を確認しました。 他に、ミシシッピアカミミガメ4匹、ウスバキトンボ、ハグロトンボを確認しました。 |